長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で新築・注文住宅の施工、監理・リフォーム・リノベーションを行っている
NORIA HOME(ノリアホーム)スタッフ小林です(*^-^*)
車での移動中とか「あ!あのお宅新しく建ったね」と思いながら、 よーく見てみて気づいたことありますか?
隣のお宅が昔建てたお家であれば、見比べるとよくわかります。
最近のお家は窓が小さくて少ないんです。
今っぽくスタイリッシュで素敵だなーと感じる方もいるでしょうし、
もっと大きく開放的な窓がある家がいいという方もいらっしゃるでしょう。
デザインの好みはさておき、
今回は窓が小さくて少ないお家のメリットとデメリットについてお話していきます!
【窓が小さくて少ない家の4つのメリット】
1. 断熱性が良くなる
2.プライバシーを確保できる
3.建築コストを抑えられる
4. 家具や家電を配置しやすい
まずはメリットから一つづつ解説していきますね!
1.断熱性が良くなる
最大のメリットと言えます。
最近は住宅会社でHEAT20やZEHなどの省エネ性能を謳うことが多く、お家の断熱性能を上げることは省エネにつながるため国を挙げて推進しており、ひと昔前よりも断熱基準が上がってきて来ます。
断熱性能を上げると建築費も上がりますが、冷暖房の効率が良くなります。
暖気や冷気が入ったり逃げていったりする場所はいくつかありますが、窓からの流入流出が一番大きいです。(上の図でいう開口部が窓にあたります)
できるだけ窓を小さく少なくすれば、その分断熱効果を得られるということになります。もちろん壁や天井、床といった躯体(家の構造)の断熱性能を高めることも合わせてできたら素晴らしいです。
断熱効果を期待するためだけに、
「窓をたくさん設けて自然光を取り入れたい」「大きく広い窓が欲しい」
という希望を無理に我慢する必要はありません。
特にこだわりがないという方であれば、極力窓を小さく少なくすることを検討してみてくださいね。
その際は照明計画を工夫して室内の明るさを確保しましょう!
2.プライバシーや防犯面の確保
お隣さんが近い、目の前に道路がある、といった環境だと外から室内が見えてしまうかもしれないと心配になり、ずっと窓のカーテンを閉めたまま。。。
せっかくの窓の良さが失われてしまいますよね。窓を小さくしたり、少なくすることで外の視線からプライバシーを守ることができます。
また窓が小さく少ない家は空き巣や泥棒に対しても家の中の状況を外に漏らさずに済みます。小さい窓は防犯面でも効果的です。
3.建築コストを抑えられる
窓の数が少ないと、それだけ建築費を抑えることができる場合があります。
ただ、これは建物金額の計算方法によって変わってしまいます。窓の数を一つずつ加算する住宅会社では安くなりますが、坪単価制で金額を決める住宅会社では窓の数が増えても減っても金額が変わらないこともあります。
少しでも建築コストを抑えたい!という方は検討している住宅会社に、窓はどのような扱いになるのか確認をおすすめします。
建築コストを抑えたいがために必要以上に窓を少なくして暮らしにくくなっては残念ですから、それぞれ窓のある理由を確認しながら付けるか付けないか判断するようにしましょう。
4. 家具や家電を配置しやすい
アパート住まいをしているとき、『ここにテレビ置けたらいいのになー』と思ったことはありませんか?
アパートでは日の当たる面(隣の部屋と接していない面)には必ずと言っていいほどそれなりに大きな窓が設置されていると思います。日当たり良好ってやつですね。
窓が小さくて少ないということは、逆を考えると壁が多いということです。
窓を小さく少なくした分、単純にその分の壁面が増えるので、家具や家電を配置する自由度が上がります。
特に、小さなお子さんがいると思ってる以上にリビングに物が集まります。簡易的な収納家具を据えるにしても、窓が大きく取ってある間取りよりも配置がしやすくなるのでスッキリします。
ここまではメリットをご紹介しました。
それではデメリット見ていきましょう。
【窓が小さくて少ない家のデメリット】
1.家の中が暗くなってしまう
2.風通しが悪くなってしまう
それでは1つずつ解決していきますね!
1.家の中が暗くなってしまう
窓が小さくて少ない家の場合、外から入る光が少ないため、家の中が照明をつけないと暗くなってしまいます。
できるだけ家の中に自然光を入れたいという方にとってはデメリットになる可能性があります。
最近はお客様のご要望によってはトイレやお風呂に窓を設置しないという方も増えてきています。もちろん共働きなどで昼間に家にいることが少なかったり、室内が暗ければ照明をつければ・・・という感覚であれば特に問題はありません。
暗くて困ったがないように、照明計画をしっかり立てましょう。
2.風通しが悪い
窓が小さくて少ないよりも窓が大きくて多い方が風通しは良くなります。
朝は必ず窓を開けて空気を入れ替える!風を感じたい!風が気持ちい季節は窓を開けっ放しにしたい!言う方にはデメリットと言えます。
今は24時間換気が義務になっているので、特に問題があるわけではありません。専用の換気扇や給気口で充分に家全体の換気ができるように計画されていますので、そこの部分に関しては安心です。
——–まとめ————–
窓が小さくて少ない家
【メリット】
1. 断熱性が良くなる
2. プライバシーを確保できる
3. 建築コストを抑えられる
4. 家具や家電を配置しやすい
【デメリット】
1.部屋の中が暗くなる
2.風通しが悪くなる
新築住宅において、
窓が小さくて少ない家は外観的にはシンプルな雰囲気になってメリットも多くありますが、暮らす人の考え方や価値観によっては、大きなデメリットになる可能性もあります。
どちらがいいのか?
それはみなさんの生活スタイルやリズムを見てみてください。
今の暮らしでは窓を頻繁に開けて外の空気を積極的に取り込んでいることが多いか?
キホン窓は締めっぱなし、カーテンもあまり開けないという暮らしなのか?
ご自分の好き嫌いがあると思います。今の生活路線を変更できそうですか?想像してみてください。
最近の暮らしはインターネットを活用して便利に暮らせますよね、映画も買い物もわざわざ外に出なくても「家で過ごす時間を楽しむ」ことができますよね。
便利だからこそ我が家の暮らしやすさや空間をより大事に考えなければなりません。
窓の外の景色を見ることで自然や四季を楽しんだり、気分転換だったり、体も心も豊かに暮らせるような空間であってほしいとも思います。
すべての部屋の窓を小さく少なくする必要もありませんし、すべての部屋の窓を大きくする必要もありません。
メリット、デメリット知ったうえで、上手に取り入れてみてくださいね。
今回挙げたメリット、デメリットは新築住宅を建てる際に言えることとなります。
部分リフォームなどでの窓の在り方はご相談いだたくほうがよいかと思います。
ノリアホームは長野県中野市を拠点に地域密着工務店として創業50年を迎えます。
家は建てたら終わりではありません。ご家族と一緒に生きていきます。
ノリアホームは大切なマイホームをご家族とともに守っていける存在でありつづけたいと思います。
注文住宅・建て替え・リフォームなどお家のことならいつでもお気軽にご相談ください(^^)/