長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
無機質なモルタルの床はかっこいいですね。玄関をタイル貼りではなく、モルタルにしたいという方も増えてきました。モルタル床にした場合のメリット・デメリットをお伝えします。
【メリット】
水汚れに強く、お手入れが簡単です。蓄熱性能に優れており、夏場は涼しくひんやりしています。シンプルなので、他のインテリアとの馴染みも良いです。かっこいい、おしゃれといったイメージがあります。耐火性にも優れた素材です。タイル床に比べて値段は安いです。
モルタルの掃除方法は、表面を傷つけない程度の柔らかいブラシやスポンジを使用します。 これらの掃除道具に水を含ませてやさしく磨くだけで、小さな汚れなら簡単に落とせることが多いです。 また、10~20倍に薄めた中性洗剤を使うとより綺麗に掃除できるとされています。普段からお手入れを心がけましょう。
【デメリット】
モルタル床は下地が乾燥すると収縮するため、ひび割れを起こしやすくなります。温度や湿度を一定に保つようにする、といった管理をしなければ、ひび割れを防ぐことは難しいとされています。冬場は冷たくなってしまうので、断熱対策をする必要があります。オイルなどの汚れが染みこんでしまうと普通に掃除してもなかなか綺麗になりません。玄関に置いていたベビーカーや靴裏などについていたオイルが原因でシミができやすいので注意しましょう。タイルより安く施工できる分、見る人にはよっては安っぽい印象になってしまう可能性があります。玄関周りと合わせて、モルタル床のかっこよさが際立つデザインにすると良いです。
【仕上げの種類】
こちらは「金ゴテ」仕上げです。左官職人が使用する金属製の金ゴテで、土間や壁面を上から押さえる作業のことです。表面が滑らかで、掃除がしやすく、雨あがりは光沢が出て見た目が美しくなります。
こちらは「刷毛引き」仕上げです。モルタルをコテで押さえたあと、硬化する前に表面を刷毛で荒らして筋目を付ける仕上げ方法です。意図的に凹凸をつけることで雨の日も滑りにくく、安全性を高めるために刷毛引き仕上げにすることが多いです。雪の多い長野では、滑って転倒しないように、玄関はこの刷毛引き仕上げにすることが多いです。
この写真のようにモルタルに色のついた石を貼るのも、おもしろいですね。
このようにモルタル床にはメリット・デメリットがありますが、広めの玄関だとかっこよくなります。予算を抑えたいとお考えの方は、モルタル床はタイル仕上げより安くできるので選ばれることが多いです。迷われる方は、是非ご相談ください。
ノリアホームは創業50年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。