長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)家づくりアドバイザーの小林です。
5月建築吉日、飯山市で着工しているK様邸の棟上げを迎えました。
当日の様子をお届けします。
棟上げとは、家の構造主要部(梁や柱)を組み上げる工程です。
基礎工事ののち、柱や梁といった基本構造を組み進め、最後に屋根の一番高い部分に梁を取り付けます。この梁のことを「棟木(むなぎ)」といいます。棟木を上げることから、棟上げと呼ばれ、骨組みの組み終わりをさす記念の日とされています。また、棟上げのほかに「建て方」「建前」「上棟」と呼ばれることもあります。
棟木を見ようとするなら、今は土蔵などでしたら見ることができるかもしれません。
昔は墨で記念を記したとも。
そんな習わしから梁の記念スタンプが広まったのかもしれませんね。
この日を境に一気にお家の形が出現し、家が建った!という実感が沸いてきます。
AM7:45
お施主さまには作業する職人さんと直接、顔を合わせていただくことは、
家づくりの大切な過程と思っていますので、朝早くから出向いていただきました。
小雨が降る涼しい朝、いよいよ上棟がスタートします。
お施主様のご挨拶の後、作業の安全を祈願して全員でお神酒をいただきました。
この日の職人さんは自社大工3名+応援大工6名+クレーンオペ1名。
AM8:00
記念すべき1本目の柱は、お施主さまに。
ご家族に見守られて脚立の上からトントン!
地鎮祭~基礎工事など、いろいろお手伝いでお家づくりに参加してくださるお施主さまです。打ち込みもなんなく笑顔でこなされていました(^^ゞ
AM8:15
社長と棟梁は外側からフォローにまわり、大工1人がクレーンサポートを行い、6名の大工が作業しています。
材木はクレーンで吊り作業場所へと下ろすします。そこでクレーンオペレーターが活躍するわけです。大工さんと同様、重要なポジションです。
材木を引き受ける大工さんから下ろす位置の指示と誘導がありますが、すでに建て終わった柱に当たらず、電線にもあたらず、ピンポイントで材木を下ろすってすごいな。と毎回見ていて思います。
クレーンサポートは材木をクレーン吊りにかける作業を担う人です。近年では材木は木材工場でプレカットされ束になったものが用意されますが、現場の状況を見ながら、吊り届ける材木を選定します。これも大工の目がなければできません。
各個人が経験則の元、周囲の作業の進捗状況を確認しながら仕事を進め、しっかりとカタチが出来上がっていきます。
ここではチームプレイが光っています。
お施主さまの柱1本目の打ち込みからわずか15分。
あっという間に1階部分の柱が建ちました。
ベテラン大工さんばかりということもあって、テキパキと作業が進みます。
AM8:20
大工さんたちの作業が進む中、お施主さまファミリーは記念手形スタンプに取り掛かっています。
今日、組まれる梁に手形スタンプをします。
偶然にもお施主様のお母さまが書道指導者の資格をお持ちでしたので、「上棟」と「日付」の文字を引き受けてくださいました。
この後、ご家族4名で順番にスタンプを押していきます。
一番上手にスタンプを押せたのは2歳のお子様🌸きれいな手形
一番上手に名前が書けたのは5歳のお子様🌸太くて立派なひらがなのお名前
お家ができあがったら見えなくなってしまうし、お子様たちの年齢では覚えていることが難しいかもしれないけど、幼いながらもちゃんと一緒に家づくりをしたことが思い出に残りますように★
そうこうしていたら、大工さんが梁を探していました!
みんなの手形はお家のお守りになります!
PM4:30
職人さんがたくさんいても大がかりな作業となる上棟。
野地板(屋根の部分)までの施工が終わり、この日の作業は無事に終了です。
今後の安全無事な工事を願い、上棟式を執り行います。
図面と墨ツボ、指金を置くのが習わしです。
このあと、お施主様と棟梁が家の四隅を周り塩とお神酒で清めます。
PM5:00
お施主さまからねぎらいをいただき、職人さんたちは解散しました。
無事に一日を終えホッと一息。最後に記念のショットを1枚。
上棟はお施主様ご家族にとって、とても大切な日です。
基礎と土台しかなかった状態から家の形が出来上がっていく様子が見れるこの日の感動を、ぜひお施主様には心から味わっていただきたいです。
引き渡しや住み始める日など感動する日はまだまだたくさんありますが、おそらく 家づくりの流れの中で上棟が一番感動する日であろうと私は思います。
毎回、上棟に立ち会っている小林はワクワクと感動をいただいています。
「きっとお施主さまは今まで色々な打合せ大変でしたね」
「それでも今日はみんな笑顔で一日終われた!」
「家づくりに携わる職人さんてやっぱりすごいな」などいろいろな想いが巡ります。
本日の上棟で家の全体像が見えてきましたね。
ここまでくると急に家が大きくみえたりします。
これからは細かな現地打合せなどを行いながら、家づくりは続きます。
窓がついたり、外壁がはられたり、壁ができたり
ちょっとずつ変化する家ができていく工程をみながら
お施主さまにはめいっぱい家づくりを楽しんでいただきたいです。