長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
昨年に引き続き人気のグレーですが、グレーの壁にした場合、かっこいい、落ち着く、上品、寂しい、暗いといった印象があります。壁面は生活の中で目が行きやすい場所なのでその部分を変化させると全体のイメージが変わります。手軽に部屋のイメージを変えるには、絵を飾ってあげると部屋の印象も変わるのです。シミュレーション画像を作りましたのでそちらで説明していきたいと思います。
この部屋に絵を飾ってみます。一般的な白の壁紙は、どんな絵を飾っても合わせやすいというメリットがありますので、部屋の印象を変えるのが難しいグレーの壁紙を使ってシミューションします。
ブルーベースの色を飾ると額縁がまるで窓のような印象となり、とても爽やかな印象のお部屋となりました。グレーは基本的にはどの色とも相性が良いのですが、他の色の印象が強く出る色です。
分かりやすくするために、和風の絵を飾ってみました。この場合、遠目で見た時の色の印象はとても良いのですが、部屋のインテリアと絵が合いません。飾る絵は色だけではなく、部屋のイメージともしっかり合わせましょう。絵を中心に考えた場合、家具や照明を和風のテイストに変えてあげると、このお部屋もきれいにまとまります。
ブルーベースと同様にレッドベースの色もグレーのお部屋にはとても良く似合います。レッドベースの色にグレーを合わせてあげると元気で明るい印象となります。こちらの絵はPOPなデザインなので、何も絵を飾らない時の部屋と比べるとさらにカジュアルなイメージが強くでます。原色と呼ばれるはっきりとした赤色の絵を飾るとアメリカンインテリアに近い雰囲気にもなるのです。
絵の色だけ見ると、グレーの壁紙にとてもきれいに馴染んでいます。しかし、部屋のインテリアとは合いません。レッドベースの色の絵を飾ると、華やかでかわいい印象となりますので、インテリアもかわいい家具を置いた方が良く似合います。
絵は部屋のイメージと合わないものを選んだのですが、照明との色のバランスがとても良いので、こういうインテリアもありかな?と思うかわいいお部屋になりました。子供部屋にこのようなかわいいデザインの絵を飾ると良いです。
(注意:スマホで見るとシェードの色は赤色に見える場合があります)
失敗しにくい一番簡単な方法は、部屋の全体の色を合わせた絵を飾るというやり方です。モノトーンの絵やアートを飾ってみたシミュレーション画像となります。
①植物の絵
②抽象画
③人物の絵
①②③それぞれ絵の種類は全く異なりますが、お部屋のイメージと色を合わせると、このようにどんな絵を飾っても似合います。
絵が無地で、フレームを飾るというインテリアの手法も最近とても流行っています。壁紙の色より少し明るめのグレーの色を絵画部分に取り入れ、フレームの黒が空間を引き締めるので、壁面に奥行感がでます。絵の印象が強く出ない分、部屋のイメージも絵によって大きく変わるといったことがありません。
絵によって同じ部屋なのに、こんなに部屋のイメージが変わることが分かったと思います。家具を変えることは高額となってしまいますので難しいですが、気軽に購入できるアートプリントなどを用いてお部屋の壁面に飾ってイメージを変化させるといった楽しみ方も良いと思います。
ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。