長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅（新築）、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME（ノリアホーム）インテリアコーディネーター　中村才子です。

玄関周りのリフォーム工事

長野市Y様より玄関周りの工事をお願いされました。玄関内部の腐食や玄関框と土間部分の劣化が見られます。この工事はリフォームをお考えの方の参考になると良いなと思いました。きれいになったのでその工事の様子をお伝えします。

玄関土間BEFORE→AFTER

玄関土間部分は、モルタル床をそのまま使用することも可能なのですが、見た目もきれいにしたいとのことでしたので、土間用のクッションフロアを貼ることにしました。クッションフロアというと室内の水廻りのあるお部屋の床で使うことが多い建材なのですが、今回の工事のように土間部分に貼ることができるものもあります。タイルを床に貼ることも可能です。しかし、クッションフロアに比べてタイル床の方が、工事費が高くなります。

BEFORE：モルタル床は、耐久性が高く新築当時はとてもきれいなのですが、経年劣化に伴い色あせや、ひび割れが生じます。これはモルタルの特徴であり、仕方のないことなのですが、特に玄関のような日々の出入りが多い場所では、乾燥や雨による経年劣化が進みやすくリスクも高まります。長野県では雪が多いので、滑って転倒しないように「刷毛引き」といってモルタル表面に凸凹を付ける仕上げにすることが多いです。この場合、その凹凸部分に汚れが入りやすく掃除が大変です。大変ではありますが日々メンテナンスをしていると、モルタルのもつ無機質でかっこいい空間を維持することができます。

AFTER：モルタルの模様に近いクッションフロアを貼りました。土足対応のクッションフロアにはいろいろな柄や色があります。お好きなデザインで貼ることができます。また、劣化した際の工事は、クッションフロアの価格がそれほど高くないので、比較的簡単に交換することができます。この素材は汚れや水に強いので、掃除がとても楽になります。デメリットは重いものを置くと凹みが付きやすいことです。

玄関框BEFORE→AFTER

BEFORE：玄関框の劣化です。雪や雨で靴が濡れた時に水が当たる場所の木の腐食が見られます。

AFTER：框部分を縮小して、水の当たりやすい場所はクッションフロアでカバーしました。

玄関収納BEFORE→AFTER

BEFORE:既存の玄関収納の解体をします。収納下部の部分の傷みがあります。

BEFORE:取り外した玄関収納の裏側を見ると傷みの具合がよく分かります。

AFTER:周りの木部の色と似た色の新しい玄関収納を設置しました。サイズもきれいに納まりました。造作家具を設置することも可能ですが、扉のついた収納の場合は、市販の収納家具を設置した方が工事費用は安く済みます。

新築のまま、ずっと維持するのはなかなか難しいのですが、予算と合わせて少しずつ気になっている個所を補修できるのが、リフォームの良いところです。家電は壊れてしまったら急いで交換しないと生活が不便となってしまいますが、収納家具はご自身の都合の良いときに交換することができます。こうなったらいいなと想像するのも楽しい時を過ごせそうですね。ノリアホームはご予算に合わせてリフォームをすることが可能です。

ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。