須坂市Y様邸 空間にぴったり 施主様と一緒に作製した造作ダイニングテーブル

インテリアコーディネーター中村才子
インテリア

長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター中村才子です。

家づくりにおいて、「家具選び」はとてもワクワクする楽しい時間です。しかし、お部屋の形や間取りによっては、「デザインは素敵だけど、サイズがあと少しだけ大きすぎる…」「ここにぴったりの収納があれば完璧なのに…」と、既製品ではなかなか理想通りのものに出会えないことも少なくありません。

今回のブログでご紹介するのは、長野県須坂市でリノベーションをしていただいたY様邸。

空間のサイズにぴったりと収まり、さらに施主さまであるY様ご夫婦と一緒に作製した「世界に一つだけの造作テーブル」の現場レポートです。

1. 造作テーブルのご提案

Y様邸のプランニングを進める中で、リビング・ダイニングの主役となるダイニングテーブルの話題になりました。

毎日家族が集まり、食事をし、時には作業スペースとしても使う大切な場所。「お部屋の雰囲気に馴染みつつ、この空間のサイズ感を最大限に活かせるテーブルにしたい」というY様のご要望から、空間に合わせてゼロから設計する「造作テーブル」をお話したところY様はとても気に入ってオーダーしていただくことになりました。

ただ作るだけではなく、「どうせなら、Y様ご夫婦の手も加えて思い出にしたい!」という社長の一言から、Y様をお誘いしたところ「ぜひ参加したい」と言っていただけました。一緒にワークショップ形式で制作を進めることにしました。

2. 空間に合わせたぴったりなサイズ設計

まずは、お部屋の動線やソファ、キッチンの配置とのバランスを綿密に計算。大きすぎず、小さすぎず、家族がゆったりと過ごせて空間が最も美しく見えるサイズを導き出しました。図面の上だけでなく、実際の空間に立ちながら寸法を確かめたからこそ実現した「ぴったりのサイズ感」です。

3. こだわりが詰まったプロセス:素材選びから仕上げまでの前準備

事務所にある造作打合せテーブルをY様は気に入ってくださったので、デザインは一緒で塗装の色やサイズを変えて作製することになりました。テーブルの脚は黒のアイアンを取り寄せしました。天板は一枚の大きな集成材を最適なサイズにカットします。

ノリアホームの造作テーブルの天板

次に木材の角を面取りします。面取りは見た目の美しさだけではなく、手触りもよくなりますし、安全性、破損やささくれ、塗料剥がれの防止による耐久性の強化のために行われます。鋭い角をなくすことで、このようなメリットが生まれます。

造作テーブルの面取りをした画像

4. 施主様と一緒にテーブルを作る様子

迎えた制作日です。テーブルの脚の金具を留めやすいようにあらかじめ天板に加工します。社長が必要工程をY様に説明しました。金具の取付位置を、印をつけて掘り込みをします。

ノリアホームオリジナルテーブルを施主様と一緒に楽しんで作っている様子

ご夫婦で作業を分担して進めます。ドリルで垂直に穴を開け、その後に専用工具でナットを慎重に埋め込みました。

ノリアホームでオリジナルのテーブルを作っている様子

「鬼目ナット(埋め込みナット)」という金具は天板に脚をしっかりと固定するために、埋め込みます。 これを使うと、ネジを直接木材にねじ込むよりも強度が格段に上がりますし、将来的に脚を外して模様替えしたり、持ち運ぶ際に分解したりすることが簡単になるんです。

手作り天板の裏側に金具を留めるための穴をあけて埋込ナットを入れた様子

旦那さんがインパクトドライバーで天板にアイアン脚を固定しています。

ノリアホームで施主様が自分たちオリジナルのダイニングテーブルを作る様子

脚の位置決めは重要なので、社長も交えて3人で慎重にバランスを確認しながら進めました。下穴を開けて埋め込みナットを仕込んでおいたので、ボルトでしっかり固定できてガタつきもなさそうです。

ノリアホームの社長と施主様でデスクを作る様子

脚部分の金具の取付ができることを確認したら、一度脚は外します。そして天板を使う面をひっくり返します。

ノリアホームでデスクを作っている様子

テーブルの天板を研磨しました。「木肌が滑らかになるまで」と、Y様ご夫婦も木の温もりや香りを肌で感じながら、自分たちの手で磨き上げていきます。角はサンドペーパーを使ってきれいに仕上げました。

ノリアホームの天板を施主様と一緒に作っている様子

最後に塗装です。ダイニングテーブルとして使う予定なので、水に強い塗膜を作る必要があります。今回は3回塗ります。しっかり乾くまで時間がかかるのでY様には初回塗装をしていただいて追加の2回は社長が後日やることになりました。

ノリアホームでダイニングテーブルを作るお客様 天板の塗装作業

とてもきれいに塗装ができました。Y様との作業はこれで完了です。後日社長が、2回塗装を追加して仕上げていきます。

ノリアホームの造作テーブルの天板

こうして完成したのが、Y様邸の空間に美しく溶り込む造作ダイニングテーブルです。

お部屋のトーンに合わせた美しい木の質感と、空間の広さに完璧なサイズ感。何よりも、ご夫婦が自分たちの手で仕上げた温もりが、ダイニング全体を優しく包み込んでいます。完成したダイニングテーブルは次回「Y様邸リノベーションの完成ブログ」でお伝えする予定です。

家づくりとは、ただ家という「建物」を建てることだけではありません。そこに暮らす家族が、お気に入りの家具に囲まれた空間と共に、かけがえのない思い出になっていきます。

Y様、この度は素敵な時間を本当にありがとうございました!これからもこのテーブルと共に、素敵な思い出をたくさん重ねていってくださいね。

ノリアホームは創業53年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。

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