中野市N様邸ガレージ天井リフォーム 木質パネルと照明で生まれ変わった空間

インテリアコーディネーター中村才子
家づくり リフォーム

長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター中村才子です。

N様邸の車庫の天井をリフォームしたいとのご依頼を受けました。現在の天井の仕上げ材は、コストを抑えられる、メンテナンスや配線がしやすいといったメリットがあります。ただし断熱・防音性能は仕上げ天井より劣ることが多いといったデメリットがあります。今回は天井の見た目を「きれいにしたい」が一番のご希望でした。せっかくなので断熱材を入れて防音性能を上げる工事にすることにしました。

音の伝わりを抑える施工

ガレージの上はLDKとなっています。普段は静かな住宅地なので外部の音はあまり気にならないとのことですが、ガレージでの話し声は聞こえるとのことでした。まずは既存の天井板の上に断熱材を入れていきます。断熱材は「熱」と「音」の両方に一定の効果があるのですが、体感として現れやすいのは音のほうだと言われています。断熱材を入れると部屋が暖かくなるのではないか?と思う方も多いと思いますが、一部分のみの施工の場合、天井に断熱材を入れたからといって必ず大きく変わるわけではありません。家の暖かさは、窓の性能や日当たり、壁や床の断熱など、いろいろな要素が合わさって決まります。

作業員がガレージの天井に断熱材をはめ込んでいる様子。むき出しの梁の間に断熱材を押し込み、周囲には工具や配管が見える施工中の空間

配線を見せないための天井づくり

電気やガスの配線があるので入り組んでいます。ひとつひとつ丁寧に作業を進めます。

ガレージの天井に露出した配線と照明器具があり、これから板張りで配線を隠すための工事前の状態を写した写真
ガレージの天井に露出した配線と照明器具があり、これから板張りで配線を隠すための工事前の状態を写した写真

断熱材を入れる作業が終わってから天井面となる枠を作ります。

新しい天井面を作るための木枠を組んでいる写真
新しい天井面を作るための木枠を組んでいる写真

天井照明の新設工事

天井の下地が見えているこの段階では、照明の位置や配線ルートを一つひとつ確認しながら取り付け作業を進めています。仕上げ材を張ってしまうと見えなくなる部分だからこそ、配線の通し方や固定の仕方など、細かなところまで丁寧に整えることが大切です。
照明は空間の明るさだけでなく、作業のしやすさや過ごしやすさにも直結するため、どこにどんな光を置くかで仕上がりの印象が大きく変わります。今回も、お客様の使い方に合わせて照明位置を調整しながら、天井内部での配線処理を進めています。
このあと天井を板張りで仕上げていくと、配線はすべて見えなくなり、すっきりとした空間に生まれ変わります。見えない部分にしっかり手を入れることで、仕上がりの美しさと使い勝手の良さが両立した天井になります。

照明の位置や配線ルートを一つひとつ確認しながら取り付け作業を進めている写真

配管まわりを整えて天井を貼る

天井を貼る工程に入る前に、まずは配管が通っている部分を木で囲い、仕上げ材がきれいに納まるよう下地を整えました。こうした見えなくなる部分の調整は、完成後の仕上がりを左右する大切な作業です。
配管や設備がそのままの状態だと、天井材がうまく張れなかったり、段差が出てしまうことがあります。そのため、写真のように必要な部分を木で加工しながら、天井板がまっすぐ貼れる状態を丁寧につくっていきます。
下地が整うと、いよいよ天井材を貼る仕上げの工程へ。空間の印象を決める大切なステップだからこそ、準備段階からしっかりと手を入れています。

ガレージの天井に木の板が貼られ、配管まわりも木で丁寧に囲われて仕上がった状態を写した写真

枠を作ったら配管が見えないように木で囲います。

ガレージの天井に木の板が貼られ、配管まわりも木で丁寧に囲われて仕上がった状態を写した写真

ガレージを二つの用途に分けるための垂れ壁を新設

N様邸の車庫は縦列駐車するような形状ですが、車庫の奥は物置とお友達が来たときにバーベキューを楽しむスペースとなっています。そのため、普段はすっきりと見せたいとのことで、将来的にはカーテンもしくは造作ドアで間仕切りをする予定だそうです。いずれにせよ、どの間仕切りに対しても対応できるための垂れ壁を設置しました。

ガレージの中央に新しく設けた垂れ壁が写っており、天井の板張りと一体で空間を仕切っている様子。奥にはアウトドア用品を置く収納スペースが続いている

木の質感をそのまま生かすための天井塗装

天井の板張りが終わったあと、木の表情をそのまま生かすためにクリア塗装を行いました。色をつけず、透明の塗料で仕上げることで、木目の美しさや素材感がしっかりと残り、空間全体が明るく柔らかい印象になります。
クリア塗装には見た目の良さだけでなく、木材を保護する役割もあります。汚れや湿気が染み込みにくくなり、長くきれいな状態を保てるようになるため、ガレージのように温度差や湿気の影響を受けやすい場所では特に効果的です。
写真のように、一枚一枚の板の向きを確認しながら丁寧に塗り進めることで、仕上がりのムラを抑え、光の反射も均一になります。天井が整うと、空間全体の雰囲気がぐっと引き締まり、これからの使い方がより楽しみになる仕上がりになりました。

脚立に乗った作業員が、木の天井にクリア塗装をローラーで丁寧に塗っている様子。周囲には養生シートが張られ、施工中のガレージ空間が写っている

ガレージ天井仕上がり BEFORE→AFTER

仕上げ材を貼らず、構造材+合板がそのまま天井面として使われているガレージの天井です。工事前の天井は、構造材や配線がそのまま見えており、照明も後付けのまま使っていました。実用上は問題がないものの、空間としてのまとまりが出にくく、どこか落ち着かない印象が残っていました。せっかく木の質感があるのに、それが活かしきれていない、そんな状態を整えるために、今回の天井リフォームを計画しました。

仕上げ材を貼らず、構造材+合板がそのまま天井面として使われているガレージの天井

天井に木板を貼り、ダウンライトを丁寧に組み込むことで、ガレージ全体の印象が大きく変わりました。無機質になりがちな空間に、木のあたたかさと柔らかな光が加わるだけで、居心地の良さがぐっと増します。天井の照明の位置や光の広がり方を細かく調整し、車や道具が美しく見える天井となりました。

毎日使う場所だからこそ、機能だけでなく気持ちよさも大切にしたリフォームです。

木の天井にダウンライトが整然と並び、明るく仕上がったガレージ内部の様子。コンクリート壁と木の質感が調和し、手前にはキャスター付きの収納ラックが置かれている

施工後、お客様からは「ガレージの上にある部屋の音がほとんど聞こえなくなりました」と嬉しいお声をいただいています。断熱材は熱だけでなく音も吸収する性質があるため、天井内部に入れることで上階からの生活音が軽減されるという効果が現れやすくなります。一方で、「LDKが暖かくなったかどうかは正直よく分からない」ともお話しされていました。断熱材は熱の逃げを抑える役割もありますが、家全体の断熱状況や窓の性能、日当たりなど、暖かさに影響する要素はさまざまです。そのため、今回のように「音の変化ははっきり感じるけれど、暖かさは大きく変わらない」というケースもあります。

今回のリフォームでは、気になっていた天井の見た目を丁寧に整え、同時に防音性も高めることができました。木板の天井とダウンライトを組み合わせることで、空間全体の印象がすっきりと洗練され、ガレージとは思えないほど落ち着いた雰囲気に変わります。

ノリアホームは創業53年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。

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