長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
「ベランダの防水工事」というとSNSで情報がたくさん出てきます。しかし、DIYは非常に難しく雨漏れや家の劣化が進む危険があります。
ノリアホームでは新築注文住宅・リフォームの防水工事は専門で行っている塚田社長に工事協力をしてもらっています。防水工事は塗るだけなのだから、分野が少し違う塗装屋さんならできるのではないか?と思われる方もいるかもしれません。しかし、防水工事の塗料は特殊なので、普段扱うことのない塗装屋さんは防水工事を嫌がる場合も多いと聞きました。どの分野でもやはりプロにお任せするということが大切です。
中野市のI様邸よりベランダ防水工事を依頼されました。現状はまだ何も不備はないとのことですが、今後の雨漏りなどの危険を考えてメンテナンスを行うことにしたそうです。ベランダの防水工事の耐用年数は、一般的に10年から20年程度とされていますので、この期間内にメンテナンスを行うことが建物の劣化を防ぐことができます。
現在の状態は、シート防水の上にタイルが敷いてある状態です。この状態だと見た目はきれいなので、その下のシート防水の部分がどうなっているのか、分かりにくいです。
タイルを外してシート防水の状況を確認します。
現状では破れている部分はないようなので、室内への雨漏れの心配はないとのことでした。シート防水の場合、再施工も可能ですが予算がかかるので、ウレタン塗装をすることになりました。高圧洗浄をかけて掃除をします。
洗浄して表面が乾いたらプライマーという塗装をします。プライマーとは、塗装の下地処理に用いられる塗料の一種で、下地と上塗り塗料の接着を強化し、塗膜の剥がれや浮きを防ぎます。この工程のあと、ウレタン塗料を2日に分けて2回塗ります。塗りにくい個所は、刷毛で丁寧に仕上げます。
このウレタン塗装が乾いたら、最後に上塗りをします。ウレタンの層を守るために上塗り塗料で強化します。
BEFORE
ベランダはシート防水となっていました。
AFTER
既存のシート防水の上にウレタン塗装をしました。
しっかり塗料が乾いた後、タイルを元に戻すとベランダの完成です。
I様は塗装作業の大変さと仕上がりの美しさを見て、プロの方に施工してもらえて良かったと喜んでいました。これで水漏れが起きたらという不安は解消されたようです。家を維持していくのはお金がかかるので大変なのですが、車のメンテナンスと一緒で劣化が酷くなる前に、予防をするということは大切です。被害が大きくなってからの工事はとても高額になるので、家のメンテナンスは定期的に考えた方が良いです。自分ではよく分からないという方は、とりあえず築10年が過ぎたら定期点検としてご相談ください。
ノリアホームは創業52年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。
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