長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
鏡というと、玄関、洗面脱衣室、クローゼットといった普段実用的に使う部屋に置くことが多いと思います。部屋に鏡を置くと、空間がなんだか広がるような感覚になります。 それは、鏡が「光」と「奥行き」を映し出すからだそうです。自然光や照明が鏡に反射することで、部屋全体が明るくなり、開放感が増します。鏡に部屋の一部が映り込むことで、まるで空間が続いているように感じられます。そんなインテリアを意識した鏡を用いておしゃれなお部屋を作ってみてはいかがでしょうか。
玄関にシューズボックスの扉が鏡付きだと、そちらを活用できます。では、ホールに鏡を置く場合は、どうすればよいのかをお話します。
まず実用性を考えて置きたい場合は、シンプルな全身が映る鏡が使いやすいです。狭いホールも鏡を置くと広く見えます。出かける時の服装や身だしなみのチェックができます。

インテリアとして美しく飾りたいという場合は、どんな雰囲気にしたいかを鏡で表現すると良いです。例えばクラシック・エレガントな雰囲気にしたい場合は、ゴールドやブロンズの装飾枠の鏡を選ぶとホールがそのような雰囲気になります。

LDKに置く鏡はお部屋のテイストに合う鏡を選びましょう。ナチュラルなインテリアは木製の枠のついた鏡が合わせやすいです。丸い木枠の鏡は、柔らかさとナチュラルさを演出してくれます。北欧・和モダン・ボタニカル系にぴったりのデザインです。

鏡の枠の色をお部屋の家具や生活用品と合わせると、統一感が生まれます。


一方で、シンプルな鏡は、空間に溶け込んで広がりを強調します。どんなデザインの鏡を置いたらよいのか分からない方は、こちらの写真のようなシンプルな形状の鏡を選ぶと失敗は少ないです。

寝室に鏡を置く場合は、ベッドに寝ている自分が映らない位置が理想です。風水でもこのような話を聞いたことがありませんか?心理的にも、安眠と運気のために鏡の配置には注意が必要です。お勧めの配置はベッドから見えない壁面に鏡を置きます。下の写真が良い例です。WICが隣接されているお部屋でしたらクローゼットの扉の内側も使いやすいです。どうしても理想の位置に置けない場合は、就寝時に鏡にカバーや布で隠すと良いと言われています。


まずは実用的に使用したい場合は、壁面に垂直に全身が映る鏡を設置すると良いです。持ち運びが簡単にできる軽量なフィルムミラーも便利です。私の家にもフィルムミラーがあり、好きな場所に持っていけるので便利です。ミラーの歪みに関しては、ガラス素材のミラーの方が歪みは少ないように思います。部屋の大きさに合わせて鏡の大きさや種類を選ぶと良いと思います。
【画像:ニトリ】
服装だけではなく、顔もしっかりチェックしたい場合はこんなライト付きのミラーも良いですね。
鏡はただの実用品ではなく、空間を整え、身だしなみや気持ちを整えるアイテムだと思います。 鏡の形状によって部屋の雰囲気も変化しますし、「どこに置くか」「何を映すか」で、部屋の印象も気分も変わります。鏡を置く場所に散らかっているものが写っているのが見えてしまったら残念なお部屋になってしまいます。インテリアを意識してもらえると鏡は実用的なだけではなく、部屋をおしゃれにするアイテムになります。是非活用してみてください。
ノリアホームは創業52年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。
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