みなさんは自分の老後をイメージして、その対策を取った家づくりを考えていますか?
今の生活に沿った仕事のしやすさ、子育て、使いやすい動線が良い!
というのはもちろん大切なことなのですが、誰でも年を重ねて老後を迎えます。
その時の準備も合わせてしておくと20~30年後にも建ててよかったなと思える家づくりになります。
そこで今回は新築を建てるときにやっておくべき老後対策6つのポイントをご紹介します。
生涯にわたって住みやすい家はどういうものなのか?など
参考にすることが出来ますので、是非最後までご覧くださいね。
●老後を見据えた間取りを考えることが大切な理由
・生活資金不安…医療費や生活費が増加傾向、年金支給額減少の恐れなど生活資金が不安定。
・ローン破産危惧…変動金利ローンの場合は金利次第で老後にしわ寄せがくる可能性がある。
・体調変化…階段の上り下り、家事など思うように自由に動けなくなる体の衰えがおきる。
その時になったらリフォームすればいいだろう。
もちろんそれも1つの方法ではありますが、
家は建ててからも外壁や屋根などメンテナンス個所に出費が必要です。
リタイア後に多くの費用をリフォームに使ってしまうのって・・・いかがですか?!
将来的にこうやって使いたいから
「今の間取りはこうしておこう」とか
「ここにはもう少しスペースを取っておこう」など
リフォームするにしても簡単に済ますことができるように考えていきましょう!
●老後も使いやすいお家のポイントは6つ!
1.将来、寝室は一階につくるようにする
2.水回りをまとめた間取りにする
3.一階の収納を充実させる
4.洗濯物を干せる場所を一階にも確保する
5.廊下を通りやすくする
6.平屋で建てることも検討する
暮らしやすさを大きく左右する大切なポイントです!
後から直そうと思っても費用や時間がかかり、なかなか実行できないところでもあります。
それでは1つずつ解説して行きますね。
1.将来、寝室を1階に設けられるようにする
年を重ねるとだんだん階段の上り下りが大変になりそうなのは想像できますよね。
1階だけでひと通りの生活ができるようにしておくと、老後がとても楽に生活できます。
ですが予算の都合で一階にそれほどの広さが取れない又は部屋数的に2階もフル活用ってこともあると思います。
将来的には1階へ移行できるスペースを確保することを考慮してみましょう!
例えば一階のリビングを少し大きめに作って、四畳半ぐらいに仕切れるようにしておくなど少しの工夫でコンパクトな寝室を作ることもできますよ。
2.水回りをまとめた間取りにしてみる
水回りとは主にキッチンや洗面、トイレ、お風呂などのことですね。
これらをできるだけ近くに配置すると家事動線が短くなり、家事の負担を減らすことが出来ます。
移動を最小限にすることができるので今も将来もお身体への負担を軽減できますね。
もし一階に寝室を設ける場合には、できるだけ寝室の近くにトイレを配置するよう意識しましょう。将来トイレが近くなったときにも便利です。
年を重ねても多くの方は出来ることはご自分でやろうと思っていますし、実際にそうしている方が大半です。
ですから「水回りをまとめておく」というのは建ててすぐの生活だけじゃなくて、自分の将来への配慮にもなります。
3.一階の収納を充実させる
二階建ての場合、家族全員、各々の用途を考えると収納が二階に集中することが多く一階の収納はおろそかになりがちです。
将来、一階でも生活できるようにお布団とか洋服の収納なども意識して収納スペースを確保する工夫が必要です。
一階に収納を多めにつくったからと言って、若いうちに収納をパンパンにしてしまうと・・・((+_+))
余裕を保ちつつ、こまめな断捨離で過ごしやすい生活空間を想像してみてくださいね!
4.洗濯物を干せる場所を一階に確保すること
どこで洗濯物を干すか。とても大切です。
例えば、一階にランドリールームを作ったり、乾燥機を設置したり、干せる省スペースを用意したり・・・。
防犯面で二階にしか干したくないという方も、二階に上がるのがおっくうになる時がくることを考慮して干す場所を考えてみてくださいね。
正直「将来のイメージかー・・・(@_@。」と思いますよね。
抽象的なイメージでも具体化するのが住宅会社さんの力の見せ所でもありますので、
こんな感じかなー程度でも、伝えてみるといいかと思います!
5.廊下を通りやすくすること
広く廊下を設けることができれば、もちろん通りやすくはなりますが、必ずしも特別に幅を広ーくするまでは必要ありません。
できるだけ廊下にモノを置かなくて済むような収納計画、廊下をあまり作らない間取りなどに工夫するだけでも充分だったりします。
廊下を広くすると建物面積も多くなってしまいます=建築費UPです。
一般的な日本製の車いすなら普通の廊下幅でも通ることができますから、
もし必要性を感じなければ廊下を作らないような間取りにしてみるといった具合で、
万が一、車椅子の生活になっても不自由のない生活ができるように工夫してみましょう。
6.平屋も検討してみるといいかも
これは当たり前ですが、平屋の場合は元から寝室も洗濯物を干すのも収納関係も全て一階にあるので、老後対策だけで考えるなら一番理想的なお家です。
老後だけじゃなく若い時の生活でも上下階への移動がなく、家族を近くに感じコミュニケーションを取りやすいといったメリットもあります。
平屋は高い!というイメージあるかと思いますが、平屋と二階建てのお家、コストがかかる部分に違いがあります。
どうせ高いんじゃない?と諦めないで「平屋のおうちも憧れてます」と一言伝えてみましょう!
費用面も合わせて住宅会社さんへご相談いただくのが一番かなと思います。
他にも引き戸を採用する、ポーチの段差は低めにする、スロープや手すり、開閉動作にかかわる窓の高さや重さなど、細かいところまであげるとキリがないですね・・・(;^ω^)
とにかく思いついたことは、どんどん思い切って住宅会社さんに相談です!
<まとめ>
家を建てたらマイホームを終の棲家として暮らしてゆきたいですよね。
当たり前にライフスタイルは変化していきますし、年齢とともに体力も落ちスムーズに行動できなくなっていきます。
そうなったら・・・どうしようかな?とおおまかにでも構いません、想像してみてください。
残念ながら近い将来、年金が減額されるうえ、医療費など高齢者への負担も増えていくと予想され、老後資金が不安定な時代を迎えてしまいそうです。
老後生活を想像して備えられる設備や間取りであれば、多くの費用をリフォームに使わずに、小さなリフォーム工事だけで済むかもしれないですね。
家づくりを考える時は、老後のことも視野に入れていただくと後々の後悔や費用負担を減らせるのではないかなと思います。
ノリアホームへもお気軽にご相談くださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!