長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
もう2023年も半月で終わろうとしています。インテリアと同様に、私は洋服も大好きな一つなのですが、今年流行った色の傾向を自分なりに分析してみました。流行色は、国際的な会議で2年前から実は決められているのです。国際会議で各国が提案する流行色の候補は、社会的な状況によって決めます。ここ数年コロナで、家で過ごす期間が多かったので落ち着いた色が流行っていました。2023年もその傾向が強かったです。とはいえ、流行色に左右されず好きな色の服を着ている人も多いのですが、インテリアでは濁色(くすんだ色)が流行った年だったように思います。今年流行ったと思う色をあげていきますが、そのトレンドは2024年まで続くかどうかは分かりません。しかし、インテリアも常に変化しており、1年前に流行ったスタイルがもうないと思うことが多いです。
今年はグレーがとても流行りました。クロスにグレーを使う、アクセントで使うといったインテリアが多く見られました。2024年の予測によると、グレーの流行は終わるのではないかともありますが、実際の傾向は実際に住む方が好きな色を選ぶのでしばらくは続くと思っています。
【画像:サンゲツ】
住宅のインテリアで今年よく見た色がブルーグレーです。ブルーグレーの色も灰色の分量が多い色から青みが強い色など、さまざまありますが、とても人気のある色です。アクセントクロスとして一部の壁面に使う方が多いです。ブルーグレーという色は「濁色」と言い、青色に灰色を混ぜた色なので、純色に比べると、とても落ち着いた色です。この色は青の持つ沈静といったイメージと灰色の上品なイメージが混じってリラックスできる空間イメージが作れます。また女性が好む色で、かわいいイメージにも仕上がります。
【画像:サンゲツ】
ゴールドもきらきらしたものというより、落ち着いた色味のゴールドが照明器具や家具、小物に多く見られました。部屋にゴールドが加わると雰囲気をグレードアップしてくれます。非常に魅力的な存在となります。2023年のゴールドの使い方は豪華できらびやかなインテリアではなく、部屋の大きさに対して少なめの分量のゴールドを使用するといった傾向にありました。
【画像:オーデリック】
インテリアにゴールドを入れる時は、小物もゴールド色を入れるとまとまりが良くなります。
【画像:オーデリック】
【画像:フランフラン】
打合せをしているとInstagramやルームクリップの写真で2~3年前に流行ったインテリアにしたいと言われるお客様も多いです。ただ、世間的な傾向で部材や色が手に入らないといったことも私は何回か経験しています。流行りの色のインテリアを取り入れるのは素敵なのですが、洋服のように簡単に取り換えることができないインテリアに関しては、自分が心地よいと思う色、好きな色を選んで気持ちよく過ごしてほしいと思っています。部材も合わせて色の打合せもしっかりしますので、是非ご相談ください。
ノリアホームは創業50年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。