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  3. キッチン天板の種類別メリット・デメリット「ステンレス」「人造大理石」「セラミック」

長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。

キッチンの打合せで天板の種類で迷われる方が多いので、種類別のメリット・デメリットをお伝えしようと思います。

 

●ステンレス天板のメリット

ステンレスというと、どんなイメージをお持ちですか?耐久性に優れているといったメリットを知っている方は多いです。長時間使っても耐えられる丈夫さを持っている素材なので、飲食店ではステンレス天板のキッチンを使っているところが多いです。またスプーンやフォークなどのカトラリー製品や調理器具もステンレス製が多く、においや調味料の汚れを簡単に落とせるというメリットがあります。よってステンレス天板においても同様に、ニオイが染みこまず、汚れに強いのでお掃除が楽です。さびにくく、カビが発生しにくいので衛生的に使えるといったメリットがあります。

ノリアホーム NORIAHOME キッチン
【画像:クリナップ】

キッチンメーカーでもステンレス天板を選ぶことができますが、オーダーキッチンの天板はステンレス製品が多いです。加工がしやすいといったところも、ステンレスの良いところです。無機質な素材なのでかっこいいインテリアのお家に似合います。

ノリアホーム NORIAHOME キッチン
【画像:toolbox】

 

▲ステンレス天板のデメリット

耐久性には非常に優れているのですが、細かい傷がつきやすいのがデメリットです。鏡面加工といって鏡のように映るきれいなステンレスは傷が目立ちやすいのですが、キッチンに使われる天板はできるだけ傷が目立ちにくい加工をしたステンレスを使うことが多いです。水垢は目立ちやすいので、作業台についた水を布巾で拭き取ることを習慣づけるといつもきれいに使えます。

 

●人造大理石天板のメリット

人造大理石のメリットはカラーバリエーションがあるため、ご自分の好きな色の天板を選ぶことができます。色が天板に入るとインテリアのイメージも変わります。かわいいイメージや、ナチュラルなイメージのお部屋に似合います。下の写真のように、天板の色とシンクの色を違う色にすることもできます。傷はついてしまうのですが、人工大理石の天板の場合、研磨による補修が可能です。ステンレス天板に比べて水垢は目立ちにくいです。「人造大理石」「人工大理石」と2つの言葉がありますが、材質の違いから呼び方が違うそうです。「人造大理石」は天然大理石を粉砕したものが材料として使われていますが、「人工大理石」は人工素材で作られています。どちらの人大を使っているのかは、メーカーや使用する場所によって違います。

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【画像:トクラス】

 

▲人造大理石天板のデメリット

ステンレスに比べて食べ物の汚れがつきやすいので、汚れたらすぐに拭き取るといった作業を行うときれいに使うことができます。もし汚れが染みついてしまった場合、漂白剤の変色がないことを目立たない場所で確認して使用します。どうしても取れない汚れは研磨剤で人造大理石の表面を削ります。きれいにはなりますが、その作業は労力が必要となるので大変です。研磨を強くすると、表面の光沢が失われる場合もあるので注意してください。ステンレスに比べると熱にも弱いので、調理した直後の熱いフライパンなど直接置かないようにした方が良いです。メーカーによっては衝撃、汚れ、熱、研磨に強い素材の人造大理石の天板を開発して採用しているキッチンもあります。

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【画像:クリナップ】

 

●セラミック天板のメリット

最近とても人気のある天板がセラミックです。セラミックは耐久性、傷がつきにくい、耐熱性、汚れに強いといったメリットがあり、ステンレスと人造大理石の良いところを全て集めた優秀な素材です。見た目もとても高級感があります。

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カラーバリエーションもありますので、好きな模様と色を選ぶことができます。

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【画像:クリナップ】

 

▲セラミック天板のデメリット

ステンレス、人造大理石の天板と比べると購入金額が高額となります。デザインや機能性をみてセラミック天板が欲しいと思う方は非常に多いのですが、予算の関係であきらめる方が多いのも事実です。素材がとても硬いため、食器が当たってしまうだけで割れることがあります。セラミック天板の場合、シンクはステンレスや人工大理石といった他の素材になるため、ワークトップとシンクにはつなぎ目ができてしまいます。メーカーではつなぎ目の部分は掃除がしやすいように工夫をしているところが多いです。

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【画像:クリナップ】

●異素材を組み合わせる天板

人造大理石にステンレスのシンクを設置することも可能です。それぞれの材質の良い部分を合わせるため、とても機能的になりどんなインテリアにも合います。しかし天板とシンクのつなぎ目の部分の掃除を気にされる方は、この組み合わせた天板を選ばないことが多いです。キッチンのショールームでは、この組み合わせを展示してあるので、実物を見ながら検討してみるのもよいです。

ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。

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