長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
木島平村で東屋造りの依頼を受けました。東屋とは庭園などに休憩や展望を目的とした建物の事を言います。お庭にあるのは憧れますね。大工さんの腕が必要な「職人技」の東屋の作業工程を公開します。
まずは木材の加工から。会社の作業場で大工の加藤さんが作製する東屋の大きさに合わせて木材をカットしていきます。
木材の接合方法は、「組手」という工法を使います。組手とは木材と木材を接合する際、それぞれの木材に凸と凹をつくり、それらをはめ込むことで2つの木材を接合する方法のことです。組手で木材を固定すれば強固なものになります。
次に木材の塗装をします。この東屋は茶色で塗装しました。細かい部分は刷毛を使い、広い部分はローラーで仕上げます。
きれいに仕上がりました。写真右側に並んでいる木材と比べると塗装の色がよく分かると思います。木の種類によって同じ塗装の色を使っても色の出方が違います。塗料をよく吸い込む木とそうでない木があります。
加工した木を現場に持って行って組み立てます。この写真は土台と柱、屋根の枠を組み立てものです。
屋根の下地を貼っていきます。屋根は銅を使ったとても豪華な造りです。銅板は軽くて耐久性があり耐用年数は60年以上と言われています。銅板を貼る時は、いつもノリアホームの屋根をお願いしている業者さんにお願いして貼ってもらいました。銅は鉄と同様に青緑色に錆びてしまうのですが、これは表面に被膜を作り銅板本体の劣化を防ぐ効果があります。銅板は神社仏閣の屋根にも使われています。
組立が終わったので、木部を2度塗りします。2回目の塗装も1回目の色と同じ塗料で仕上げます。2度塗りは、厚みがつくため防水性が上がります。そのため、防藻、防カビ効果も上がることになります。膜厚がつくため頑丈な塗膜になるので塗装色の劣化を遅らせることができます。
東屋完成しました。お庭のアクセントとなって、とても素敵な空間となりました。東屋の中で休憩しているとき、天井を見上げると垂木の配列が美しいです。木にはリラックスの効果もあります。庭に植えてある四季の木の変化や美しい花を見て、癒しの場所となってほしいです。
ノリアホームでは、住宅だけではなく、店舗などの特殊な工事もお請けしています。家に関わることでしたら、対応できる場合が多いです。
ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。