長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
手持ちの白い皮革製品の汚れって気になりませんか?身近のところでいうと、靴やバックは皆さん持っているという方は多いのではないでしょうか。白い皮革はとても素敵ですが、購入する時、汚れどうしようと考えてしまいます。私の家もソファを買う時、白い本革のソファにしようか?布張りにしようか?と考えた時、結局布張りのソファにしました。白の本革のソファとなると欲しいデザインのソファは100万円を超えていました。こんなに高額のソファを買って汚れてしまったら?と考えると気を使って座るのも落ち着かないなと思ってやめました。
私の家の書斎の椅子は、本革の椅子を使っています。チェアならソファほど高額にならないので、購入しやすいです。家具を買う時、家具屋さんに「汚れたら消しゴムか皮専用クリーナーで落とすか、どうしても落ちない場合はメラミンスポンジで軽くこすってみてください。」とのアドバイスを受けました。基本的に、本革の家具の普段のお手入れは乾拭きで良いそうです。
5年ほど使っていて、何時間も座わるときもあるのですが、不思議とこんな白い椅子なのに、ほとんど汚れないのです。座面は真っ白のままです。(直接座って、クッションは使っていません)先日、背もたれ部分が少し擦り傷のような汚れができました。その部分を専用クリーナーでまずは掃除してみます。
専用クリーナーでは傷の入った部分がうまく落ちなかったので、メラミンスポンジで軽くこすってみました。
あっという間にきれいになりました。
その後は皮専用のクリームを塗って保護します。白い本革は、汚れたらすぐに落とすといった心掛けが必要なのかもしれません。椅子の場合、張地がピンとしているため、凹凸が少ない分汚れは落としやすいのかもしれません。柔らかい本皮のソファの場合は座った時の凹凸もしっかり出ますし、摩擦で椅子よりは汚れやすいかもしれません。汚れは落ちると分かったのですが、まめな手入れが必要なんだなと思いました。
次に合成皮革のクッションカバーの汚れ落としに挑戦です。このクッションカバーはフランス製の生地で、そのお店にあるカバーの在庫は、私がほとんど買ってしまったといっても良いかもしれません。なぜなら、この生地はなかなか手に入らないだろうということと、白い生地で汚れやすいだろうと考えたからです。3年ほど使用して、単体で見ると白くてきれいなのですが・・・。比較した画像を載せます。
新品と比較すると、なんだか薄汚れています。一応、普段から、カバーをまめに拭いたりしていました。
とりあえず、専用クリーナーをかけて全体を拭いてみます。
きれいな雑巾で拭き取ると汚れはついてきたので、表面の汚れは掃除できたようです。しかし、この張地、細かい凹凸があります。おそらくその部分の汚れがうまく取れないです。ということで、次はメラミンスポンジで掃除してみます。
ある程度の汚れはきれいになりました。でもやっぱり全体的には白いカバーがくすんでいる気がします。思い切って、漂白して洗濯してしまおうと思いました。実は合成皮革は、クリーニング店でも断られることが多いって知っていますか?合成皮革は洗うとぼろぼろになってしまう可能性が高いのです。スペアのカバーもあるし、実験することにしました。
残念、まったく汚れは落ちませんでした。しかし、生地は崩れることなくしっかりしていました。これは良い合成皮革生地ということになると思います。とりあえず、新品カバーに交換です。普段ソファに背もたれクッションを6個置いてあり、そのうちの3個がこの白いカバーを使用しているのですが、よく座る位置のクッションだけが汚れていたので使用頻度が高いと仕方ないといったところでしょうか。
合成皮革の方が手入れは楽と聞きます。確かに合成皮革は水染みができにくく、濡れた雑巾でお掃除できます。掃除の観点から考えると合成皮革の方が良いと思います。汚れがつきやすいか?の観点から考えてみた時、そういえば、本革の白いバックも夏になるとよく使うのに汚れないなと思います。もしかしたら、合成皮革より本革の方が汚れがつきにくいのかもしれません。スペアのカバーがなくなったら次は本革の白いクッションカバーを買ってみようかな?と考えています。本革も皮の種類に注意して水染みができるようなものは避けたいと思います。
白い皮革の家具は手入れが大切ですが、購入を考えている方の参考になると良いです。
ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。