長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
今日は飯山市の新築注文住宅のK様邸の現場に行ってきました。ちょうど床を貼る工事をしていたので、その様子をお伝えします。K様邸は海外で人気のグレージュの床を貼るのですが、日本では、グレージュの床はまだそれほど主流ではない気がします。日本で人気の床色は明るめの茶色、濃いめの茶色が主流です。
この画像はK様の奥様からいただいた希望している部屋のイメージ写真です。プランの関係でこの写真そっくりの造りとはなりませんが、仕上がる家はK様のご要望は詰め込むことができました。その中で、K様が希望していたグレージュの床を提案する必要がありました。私の方でこの写真のイメージに近い色を、2種類用意させていただき、K様が気に入ってくださった床色に決定しました。ノリアホームでは標準の床材を三協アルミのSフロアにしています。この床は傷に強く、お手入れが楽で、カラーバリエーションも揃っていて、とてもおしゃれです。
現場に行くと大工の加藤さんが作業をしていました。大工さんに聞いたら、ドアの部分と床の部分の位置を決めるのが難しいとのことでした。ドアのメーカーでもこの情報がある場合とない場合があるとのことで、ない場合は大工さんの長年のカンでなんとかやるという難しい作業のようです。こちらの写真は床をまだ貼ってない状態です。
今回は三協アルミのドアを使用するのですが、施工図がありましたのでそれを見ながら、床の貼る位置を決めます。「全てのドアが柱の中心って決まっていると楽なのだけどな。」と加藤大工さんは言いながら、私に図面を見せて説明してくれました。
特に難しいのは引戸の設置する場所に床を貼るということで、柱のどの位置まで床を貼れば良いのかという確認が必要です。そのため、図面は大事な情報です。しかも、このドアの付く位置はメーカーによって、微妙な違いやズレがあるので、毎回同じように施工すれば良いというわけではないとのことでした。
床の貼る場所の寸法を確認してフローリングを切ります。
位置を決めて接着剤を付けた床を置きます。
固定した板材と次の板材の凹凸部分を合わせ、あて木をして金づちで打ち付け、フローリング板を十分に差し込ませます。
まだまだ加藤大工さんの作業は続きます。私も1日中、現場にいられると良いのですが、事務所での仕事があるのでこれで戻ることにしました。
貼り終わった部分の床の写真です。K様が希望していた通りの素敵なグレージュの床でした。K様にもらったイメージ写真とも同じ色合いです。グレージュとは、灰色とベージュを混ぜ合わせた色なので、写真に撮ると茶色が強調されて映るのですが、実際はもっとグレーがかったかっこいい色でした。私の身近なグレージュ色というと、コートを持っているのですが、明るい自然光で見ると白に近いグレーに見えて、電球色の照明(オレンジに近い光)で見るとベージュに見えるのです。この床も、昼間見る床色と照明をつけた夜見る床色とでは色の変化があると思います。床色が変わると部屋の雰囲気も変わるので、夜は落ち着いた雰囲気で楽しめそうですね。
K様邸はこの床色に合わせて、LDKの全体の色のコーディネートをしています。子供部屋や寝室は違う床色を選んでいるので雰囲気が変わります。仕上がりがとても楽しみです。
ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。