長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
今回は新築注文住宅のK様邸のモニターハウスのインテリアのお話をしようと思います。モニターハウスの飾り付けをする際に、以前のブログでお話したK様からお預かりした家具は「ソファ」「ダイニングセット」「ベッド」の3点になります。ご来場いただいたお客様に、生活の様子がある程度伝わるように、もう少し家具や雑貨が必要となります。私は社長から、モニターハウスに飾り付ける必要な雑貨や家具を購入してよいと言われていました。雑貨やリネン類はすぐに手配できましたが、ラグのサイズが特殊なものだったので探すのに苦労しました。家具はK様邸のインテリアの中でどうしてもリビングテーブルが必要だと思いました。
見学会準備をしているときのブログ こちらをクリックしてください↓↓↓
モニターハウスK様邸完成見学会開催中 北欧モダンのインテリア飾り付け
この写真は床に養生シートがありますが、こちらのLDKに置くリビングテーブルを探すことにしました。
K様邸の床はグレージュ色です。この色は海外でとても人気がありますが、日本のインテリアではまだそれほど一般的ではありません。この床や部屋のイメージに合う家具を見つけるとなると、「韓国インテリア」もしくは「北欧モダンインテリア」のどちらかにしてあげるときれいに仕上がります。お預かりした家具を見て「北欧モダン」にしようと思い、リビングテーブルもしくは、サイドテーブルのどちらかをK様邸に合うように私は探し始めました。しかし、困ったことに造作テレビ台とこの床の色に合う家具が中々見つからない・・・。
【床画像:三協アルミ】
なぜ、市販の家具が見つからなかったというと、内装の素材、部屋全体の色のバランス、K様が用意した家具とのバランスもきちんと取らないといけません。日本では一般的によく出回っているナチュラルな床やダークな色の床に合う家具が売られているので、そのような色の家具はすぐに見つかります。しかし、グレージュ色の床に合う家具はあまり売られていません。この床に合う家具となるとオーダー家具や海外の家具なら合うのですが取り寄せの時間もかかってしまいます。(場合によっては数か月待つこともあり)忙しい社長に無理を言って、造作テレビ台と同じ素材のリビングテーブルを作ってほしいとお願いしました。
造作テーブルは、好きなサイズで作ることができます。図面から最適な寸法を決めてそのサイズのテーブルを作ってもらうことにしました。
当社の大工さん達は他の現場の作業があるため、社長がテーブルを作ってくれました。社長は先代から会社を引き継ぐまで、大工として活躍していたので、造作家具を作ることも得意です。
天板の下に、リモコンや本などを置ける棚をもう一つ付けるデザインのテーブルにします。ドリルで天板を留めるための穴を開けます。
天板の下に、リモコンや本などを置ける棚をもう一つ付けるデザインのテーブルにします。ドリルで天板を留めるための穴を開けます。
繋げる板の位置を合わせていきます。
リモコンや小物類などを置くための板と、天板を取付けました。
板と板の接合は金具を使わず、木ダボといって木材同士を継ぎ合わせる際に使用する丸い木の棒を差し込みます。差し込んだら、天板と並行に木を切って、表面にやすりをかけて、滑らかにします。
最後に塗料を塗ります。K様邸の造作テレビ台は、木肌の見える白にしたので同じ塗料で仕上げました。
仕上がったリビングテーブルです。造作のテレビ台ときれいに合って、とても素敵な空間を作ることができました。リビングに置いた時のテーブルのサイズも完璧になりました。今回のモニターハウスでは北欧モダンのインテリアを作ろうと思ったので、このように家具は温かみのある木を使うことにしました。グレージュ色の床のインテリアは、かっこいいインテリアを作るならテレビ台は黒のセラミック素材のものを置いて、リビングテーブルはガラス素材もしくは黒のサイドテーブルで作れます。かわいいインテリアにしたいなら、家具を白とベージュで統一すると作れます。K様の今後の生活の中で、好きなインテリアに囲まれて楽しく生活してほしいです。
ノリアホームは創業51年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。