長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
中野市の新築注文住宅のF様邸が上棟となりました。冬なので、現場は天候に左右されやすいのですが、無事に完了しました。暖かくなる春に向けて、家の完成が楽しみです。
大工さんは10人で作業していたのですが、大きな家なので屋根や壁を作るなど、やることがたくさんあります。屋根を取付ける前に、雪が降って、建物の基礎部分が濡れてしまったので、スタッフの小林と私で基礎をきれいに乾かすためのお手伝いに、現場に行くことになりました。私は普段、事務所での仕事が多いので、現場に行くことはとても新鮮な気持ちになりました。
現場はこのような感じで、大工さん達が作業を進めていました。大工さん達は、専門的な分野の仕事がスムーズに進むように、私たちはお手伝いの作業をすることになりました。
社長にお願いされた作業は、基礎に入り込んでしまった水やホコリを吸い上げてほしいとのことでした。屋根や壁を作る前に雪や雨が吹き込んでしまうと、基礎が水で濡れてしまいます。この時期はマイナスの日々が続いているので、凍ってしまうとヒーターで氷を解かそうと思っても中々溶けないので大変だと聞きました。
基礎が濡れた状態で床を貼るわけにはいきません。基礎のコンクリートは時間をかけて硬化が進んでいきます。よって新築を建てたあともコンクリートが完全に乾くのに2年程度はかかると言われています。冬場は濡れたところが氷ってしまうので、その前にきちんと作業をした方が現場の作業効率が上がります。
私は水切りワイパーで一か所に水を集めて、その水をスタッフの小林が掃除機で吸い込むという作業分担にしました。
全体でみると建物の中心部は雪の吹込みがあまりないのですが、外側に近い部分の基礎はどうしても内部に雪が入り込んでしまいます。
私たちが基礎の掃除をしている間、気付くと壁がどんどん貼られていました。これで、雪の吹込みを防ぐことができます。
掃除機で集めた水を捨てる作業はとても重いです。スタッフの小林は、私が汚れてはいけないと気遣ってくれて、とても重くて大変な作業を頑張ってくれました。現場の大変さを知っている小林は、細かいところもよく気づくので、私はすごいなと思いました。
下の写真のように、この日はとても天気が良かったので、水を撤去したコンクリートは、どんどん乾き始めました。
BEFORE:基礎に水が入ってしまった状態
AFTER:基礎の水を吸い上げてコンクリートの表面が乾いてきている状態
私は現場での作業を見ながら、家を作るための苦労を知りました。たくさんの人たちの力がないと、良い家を作ることができません。私の普段行っている、お客様との色決めや設備決めは、家づくりにおいて、ほんの一部でしかないのですが、なにかひとつ欠けてしまってもだめなのだということを学びました。お客様に喜んでいただくという信念のもとで、ノリアホームは家づくりをしています。
ノリアホームは創業52年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。