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  3. 室内物干しの種類と選び方

長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。

新築、リフォームの打合せで、室内物干しの設置について相談されます。共働きの夫婦が多い、花粉やホコリのアレルギーを防ぐ、プライバシーの保護のために室内で洗濯物を干す方が多いです。SNSで室内物干しを見て、こんな感じが良いとイメージを伝えてくれる奥様もいます。種類によっては工事費が多くかかってしまうものがありますので、それぞれの物干しの特徴をこちらでご紹介したいと思います。

 

①床置き 室内物干し

ホームセンターやネットで購入できる床置きの室内物干しスタンドが一般的です。床置きの室内干しは、好きな部屋に移動できることです。床に置くので、使わない時や床での作業する時に邪魔だと感じる方が多いです。新築では室内物干しは今では必須項目となっている部分ですので、天井や壁付けの物干しの設置をして、物干しが足りない場合の補助として活用するのがよいと思います。

 

 

②天井付け 室内物干し

天井につける室内物干しは、最も人気があり取り付ける方が多いです。設置高さの変更もできるので、とても使いやすいです。天井付け物干しの種類はいろいろあるのでご紹介します。

 

【川口技研:スポット型ホスクリーン】
まずはよく取付けされている比較的値段もお手頃な物干しです。この商品は天井に取付けた金具はそのまま残りますが、ポール部分が取外しできるので使わないときは見た目がすっきりします。伸長式の物干し竿をかけてたくさんの洗濯物を干すことができて、とても便利です。天井の野縁という木のある部分に付けることが可能なので、設置場所を選びませんし、リフォームでも場所を確認して取り付けることができます。

 

 

 

【川口技研:昇降式手動ホスクリーン】
こちらの商品は天井面に物干し竿をそのまま収納できるタイプです。手動となります。操作は棒状のタイプとヒモのタイプがあります。天井に直接付けるタイプと天井に埋め込むタイプの2種類が選べます。天井の下地が必要となるので、上記のスポット式ホスクリーンに比べてお金はかかります。また、器具の値段もスポット式に比べると高いです。使わない時は天井に収納することができ、竿の片付けがいらないのでとても便利です。干せる長さが決まっているので、たくさん干すものがない場合や、洗面室などの狭い場所などで干したいときに活躍します。

 

 

【Panasonic : 昇降式電動ホシ姫サマ】
この商品は電動で物干し竿を格納することができます。このシリーズは手動もあります。電動ですので、竿の出し入れが簡単にできます。たくさん干したい方のために竿が2本ついた商品もあります。こちらの商品も天井下地が必要となりますのでプランの段階から、取付け場所をしっかり打合せする必要があります。器具の値段は各メーカー天井付け物干しの中で、一番高額となります。

 

 

【森田アルミ工業:常設型物干し】
この商品は常設タイプとなります。こちらの商品も天井下地が必要となりますので、取付け位置の打合せはしっかりする必要があります。ランドリールームなどで物干しの竿を、常に出しっぱなしで大丈夫といった場合、常設型の物干しを選ばれる方が多いです。洗濯物を干す場合、どうしても生活感がでてしまいがちですが、見えてもおしゃれに見えるといったところで人気がある商品です。

 

 

③壁付け 室内物干し

壁付け物干しは、格納したときに見た目がすっきりしているところがとても良いです。デメリットは洗濯物を干している時に動作の邪魔になってしまうことと、高さの変更ができないことです。毎日使うというより洗濯物が多くて干しきれないといった場合の一時的な物干しとして活用するのに便利です。設置する時はこの場合も壁下地が必要となりますので、打合せが必要となります。

 

【川口技研:壁面物干しホシェア】
この物干しはあまりたくさんの洗濯物を干す事はできないのですが、少量の洗濯物を干したい時に便利です。使わない時は壁面に格納することもできます。
洗濯物がない時は飾り棚や、コートやスーツの一時的な仮置き場としても活用できます。

 

 

【川口技研:壁面物干しフック型】
こちらの商品は川口技研専用物干し竿(天井付けホスクリーン物干し竿として使用できる)収納を兼ねたフック型壁面物干しです。少量しか掛けることができませんが、乾いた洗濯物の一時的な仮置き場、使わない時はコートなどを掛けておける壁面物干しとなります。

 

 

【森田アルミ工業:ワイヤー式物干し】
デザインはとてもすっきりとしていて白い壁面に馴染みやすく、設置器具が目立ちにくいです。四角い箱の丸い部分(写真左側)にワイヤーが納まっておりそちらを引き出して、反対方向の壁面にその丸い部分をひっかける(写真右側)という構造です。最後にワイヤーの張り具合をもう一つの丸い部分(写真左側)で締めて調整するといった使い方です。天井付けの物干しに比べるとワイヤーなので多少たわみますが、軽めの素材の洗濯物を干す分には使い勝手がよいといえるでしょう。

 

 

④窓付け 室内物干し

窓付近に器具を取り付けて、室内物干しとして活用できます。窓辺の太陽の暖かな光をうけて乾かすことができます。

 

【川口技研:窓枠付ホスクリーン】
窓枠に金具を取り付けて、物干し竿をかけて干せる商品です。使わない時は竿を外し、金具も窓枠に納めることができるので目立ちません。少量の洗濯物を干したいときに便利です。

 

【Panasonic : 昇降式物干し】
窓上の壁面に器具を取り付けて使用します。手動で昇降ができます。使わない時は竿ごと格納できるので、とても便利です。こちらの商品は壁面の下地が必要となりますので、設置する前に打合せする必要があります。洗面室やランドリールームでの設置はあまりなく、個室で使われる方が多いです。

 

 

⑤特注 オーダー室内物干し

設置したい場所に応じて、特注で作製することも可能です。価格は要相談となります。この写真は壁面に物干しが設置されていますが天井付けに変更することもできます。いずれにせよ、下地が必要となりますのでプランの段階から打合せをします。また、アイアンの色に関してもオーダーが可能となり、物干しのサイズ、デザインも自由に選択することができます。

 

 

室内物干しの種類はこのようにたくさんあります。どれを選んだらよいのか分からない方は、1日の洗濯物の量に応じて提案することができます。また、新築やリフォームにおいて部屋が美しく見えるよう設置場所には注意をしなくてはなりません。是非お気軽にご相談ください。

ノリアホームは創業50年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。

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