長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
新築において子供部屋もしくは予備室をプランにいれる場合、子供部屋を何畳とれば良いのだろう?と疑問に思う方も多いです。予算に余裕があって大きい家を作れる場合はあまり考えなくてもよいのですが、家の大きさに応じて子供部屋の大きさを決める必要があります。平均的には4.5~6畳です。今もっとも多い30坪の家では、子供部屋は4.5畳という方も多いです。図面を見せながら説明したいと思います。分かりやすいように部屋の大きさは赤枠で囲んであります。
①子供部屋4.5畳
こちらの図面は4.5畳となります。クローゼット部分の面積は含めません。この図面を見ていただくと分かりやすいのですが、4.5畳の場合、ベッドとデスクを置くと部屋はいっぱいになります。そのため、収納家具をいれることはできないので、クローゼットは設けた方が良いでしょう。クローゼットを作る面積がない場合、家族共有で使えるファミリークローゼットを一か所設けてもよいです。もしくはデスクは置かないでその部分に収納家具をおいて、勉強はリビングで行うといった方法もあります。
②子供部屋5畳
この図面はクローゼット部分を含みません。4.5畳から5畳になると、部屋の出入りに少し余裕が生まれます。5畳の部屋も別途クローゼットがあると便利です。この図面のクローゼットの奥行は奥行900mmで布団を畳んで置けるサイズとなっています。シーズンオフの布団を収納できます。しかし、子供部屋には洋服を掛けるだけで良いと考える場合はこのクローゼットの奥行を600mmに変更することもできます。
③子供部屋6畳
分かりやすいように5畳と6畳の部屋を並べてみました。6畳の部屋の図面のクローゼット部分は含みません。ベッドとデスクを置いても余裕があり、お友達を部屋に呼んで遊ぶことができます。6畳の部屋を2人の子供で使いたい場合は、デスク1台を2人で共用してもよいですし、または小さめのデスクを2台置く、2段ベッドを置く、といった家具のレイアウトを考えれば可能です。子供部屋を何室作るかにもよりますが、6畳の部屋が2部屋以上欲しい場合は家全体の面積も大きくなります。
④子供部屋を1部屋として広く使い、子供が大きくなったら仕切る
こちらの図面は5.2畳の部屋を2部屋作り(各部屋の大きさはご家庭の考えで大丈夫です)子供が小さいうちは1部屋として使用し、大きくなったら部屋を仕切れるようにしたプランです。仕切る壁は青い線で記してあります。仕切る壁は後からリフォームという形にしても良いですし、間仕切りパーティションでも大丈夫です。小さい頃はのびのびと広い部屋で遊ばせ、成長したらそれぞれのプライベートを大切にしてあげたい、といった考えのご家庭で人気のプランです。
⑤理想はプレイルームを兼ねた広い子供部屋
プレイルームも兼ねた夢のあるお部屋にしたいと思われている方は多いと思いますが、現実は予算の関係で子供部屋を広くとるのは難しいといったご家庭が一般的です。しかし、日本では、小さい頃は親と一緒に同じ部屋で寝るご家庭も多いと思うので、最初からしっかりベッドや机を置く必要はないと思います。小さい頃は遊べるお部屋として使っても良いですし、来客用のお部屋として使うという形もできます。
子供部屋はただ漠然と作るのではなく、どのように使うのか、ベッドと机の配置はどこにするのかを考えてからプランを決定します。家具の配置を考えることはコンセントの位置を決めるうえでとても重要なのです。ノリアホームでは家全体の坪数、ご予算に合わせて最適な子供部屋の大きさをご提案します。
ノリアホームは創業50年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。