長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅（新築）、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME（ノリアホーム）インテリアコーディネーター 中村才子です。
新築やリフォームで階段下のスペースを活用してみませんか？階段下を有効に利用するには、階段の形状が重要となってきます。階段のデザインによって使えるスペースも決まってくるので、その広さによって使い方も変わってきます。
オープン階段の場合は、階段下は広いスペースが取れるので何を置いても大丈夫なのですが、人が頻繁に出入りするようなソファは置かない方が安全だと思います。ソファに座って立つ動作の時に階段板に頭をぶつけてしまうと言った話はよく聞きます。階段板にクッション材などのガードをつけて気をつけて動作をすれば、ソファを置いても大丈夫です。
観葉植物を置いて、植物スペースを作るのも素敵です。階段の近くの壁に照明を設置して、夜は観葉植物をライティングするのもきれいです。
オープン階段の形状に踊り場があって、高さがある程度とれる場合は書斎スペースにしてみても良いと思います。
リビングにオープン階段がある場合、階段下スペースにテレビを置いて利用すると部屋がスッキリ見えます。
箱型階段の場合、階段下のスペースをトイレにするという活用方法もあります。１階のリビングや他の部屋のスペースを広く取りたいという方が、このようにトイレを階段下に設置するといったプランもあります。
階段下のトイレは、階段の形状が見えないように斜めに天井部分を貼る場合もあります。
階段下に壁面がある階段は収納スペースとして活用される場合が最も多いです。壁面の一部をくり抜いてオープン収納を作る、引き出しを作って造作家具のように使用することもできます。
階段が壁面でしっかり囲まれている場合は、収納力が上がります。この写真は、右側手前から左奥も収納として使うことができます。収納スペース入口にはドアが付いているので、普段はドアを閉めておけば、すっきりとした廊下になります。なお、壁面で囲まれた階段下収納は、内部に照明を付けることを忘れないようにしましょう。
部屋の隣にある階段の場合はオープン収納にして、子供のおもちゃや日用品の収納スペースにしても良いです。
通常、このような階段の形状ですと、階段下スペースは全て収納として使えるのですが、この写真のように趣味の部屋として活用するのも素敵です。
遊び心を入れた階段下の小さなお部屋です。家の中にもう一つの家があるように見立てた階段下スペースです。こんなスペースを作ったら、秘密基地のようでわくわくしますね。
オープン階段はかっこよく、予算や坪数の制約にもなるため現在の住宅で採用する場合も多いのですが、壁面を作った階段の場合は階段下スペースを広く活用できます。家のプランにもよりますが、階段下のスペースができそうなら活用するのがお勧めです。
階段下の収納として使用する場合は、棚に関しては造作で作るより、キャスター付きの市販の収納ラックを使用した方が使い勝手が良いです。住んでいる中で使わなくなったものを処分することが出てくる場合や、収納したいものが変化する可能性が高いからです。固定式の棚収納の場合は作業スペースを考えると収納力は減ってしまうのですが、使い勝手のよい配置で収納すると良いです。階段下のスペースの活用に関しては、階段形状やプランを見て提案することができますのでご相談ください。
ノリアホームは創業50年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。毎月イベントを開催しています。参加をお待ちしております。
