長野県中野市・長野市・須坂市・飯山市で注文住宅(新築)、リフォーム、リノベーションを行っているNORIA HOME(ノリアホーム)インテリアコーディネーター 中村才子です。
中野市の新築注文住宅のF様邸、壁と床の断熱工事が終わりました。ノリアホームではウレタンフォームによる断熱工事を行っていますが、施主様ご希望で、グラスウール断熱を施工することになりましたので、その様子をお伝えします。
グラスウールの種類や施工方法はいろいろありますが、F様邸で採用したグラスウールは、ウレタンフォームと同等な性能を発揮する工事となります。使用したものは、高性能グラスウールと言います。グラスウール施工の難しい点は、詰めすぎても少なくても断熱性能が下がってしまうということです。そのため、こちらの高性能グラスウールの施工は専門の業者様にやっていただきました。
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柱と柱の間に隙間なくグラスウールを入れた様子です。グラスウールとは、ガラスを高温で溶かして繊維状にした断熱材で、絡み合った細かいガラス繊維の間に空気の層を作るので、優れた断熱性能を発揮します。よって、きちんと施工しないと意味がないのです。高性能グラスウールは通常のグラスウールに比べるとこのガラスの繊維がとても細いので、空気の層が動きにくくなるため、さらに高い断熱性能を発揮します。この原理は、羽毛布団やダウンジャケットを想像すると分かりやすいと思います。
天井もしっかり断熱します。こちらは、グラスウールの断熱材をエアーで圧送し、天井裏に吹き付けて断熱する工法です。この工法は、段差がある部分や、配線や換気用配管周りなどの複雑な構造でも隙間なく施工できるのです。天井の穴が開いている部分は照明器具を入れる場所です。
下の写真が分かりやすいと思いますが、高性能グラスウールを入れた上に、防湿シートを貼ります。防湿シートは、隙間風や湿気を入れないために必要なものです。
窓周りは防湿シートと断熱テープを使って、しっかり施工します。
コンセント周りもしっかり施工します。そうでないと、コンセント周りから隙間風が入ってしまうのです。プラスチックで作られた箱状のものと断熱テープでコンセント周りをカバーします。2枚目の写真がコンセントを入れる前の箱です。
この後は、大工さんがこの断熱材の上から壁や天井の石膏ボードを貼ります。石膏ボードは、壁や天井の下地材としてよく使われている素材で、クロスを貼るためだけでなく、壁や天井の補強・防音・耐火性といった役割もあります。大工さんは、この高性能グラスウールは弾力がとてもあるので、天井のボードを貼るときがすごく大変だと言っていました。
F様邸の快適なお家の完成に向けて、いろいろな方々が、日々頑張って作業しています。完成が楽しみです。ノリアホームでは、高断熱高気密なお家づくりをしています。
ノリアホームは創業52年の長野県中野市を拠点とした地元密着工務店です。住まいのことで何か困ったこと、相談したいことがあるときはお気軽にお問合せください。